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村上春樹さんのファンが集まり 発表を待つ [村上春樹]








ノーベル文学賞の受賞者が8日夜に発表されることから、東京・杉並区のカフェでは、受賞が期待されている世界的なベストセラー作家、村上春樹さんのファンたちが集まり、発表の瞬間を待っています。
東京・杉並区にあるカフェ「6次元」では、6年前からノーベル文学賞の発表の日に合わせて、村上春樹さんの熱心なファンが読書をしながら賞の発表を待つイベントを開いています。
8日は午後6時ごろから10人ほどのファンがカフェに集まり、世界で翻訳されている村上さんの小説「ノルウェイの森」を各国の言語で読み比べながら、発表の瞬間を待っています。
参加したファンの女性は「村上さんの作品は高校生のときから私のバイブルで、読むたびに自分の世界が広がる気がしています。毎年ここで皆で受賞の知らせを待っていますが、ことしは受賞してほしいです」と話していました。
店主のナカムラクニオさんは「最近は、世界中から村上さんのファンがこのカフェに集まるようになりました。ことしこそは受賞されるのではないかと期待しています」と話していました。
映画ロケ地に大勢のファン 期待寄せる
村上春樹さんの小説が原作の映画が撮影された兵庫県の高原には、8日も大勢のファンが訪れ、期待を寄せています。
兵庫県神河町にある標高800メートル余りの「砥峰高原」では、村上春樹さんの小説が原作の映画「ノルウェイの森」で、ヒロインが療養するシーンなどが撮影されました。高原にはロケ地だったことを伝える看板が設けられ、すすきが見頃を迎えたこともあって、8日は大勢のファンや観光客が訪れました。


兵庫県姫路市から来た男性は「映画の登場人物が林の中を駆け抜けるシーンが印象的でした。村上さんの受賞をずっと期待しているので、ことしはぜひとってほしい」と話していました。また、神戸市から来た男性は「連日のように日本人の受賞が決まっているので、ぜひ村上さんも続いてほしい」と話していました。
神河町の観光交流センターは、受賞が決まった場合、お祝いの会を開く予定で、関係者がインターネットで発表の瞬間を見守ることにしています。
小説の舞台と言われる町にファン 発表を待つ
村上春樹さんの小説の舞台になったと言われている北海道北部の美深町にファンが集まり、発表を待っています。
北海道美深町の仁宇布地区は、村上さんが昭和57年に発表した長編小説「羊をめぐる冒険」で描かれた地域と風景などがよく似ていることから、小説の舞台になったと言われています。
この地区にあるペンションでは、毎年、ノーベル文学賞の発表日に合わせて「ハルキスト」と呼ばれる村上さんのファンが集まっていて、8日夜も地元や首都圏のほかカナダから来た8人が発表を待っています。
集まった人たちは、小説に登場するスパゲティーなどの料理やクラシック音楽を楽しんでいて、このあとインターネット中継で発表を見守り、村上さんの受賞が決まればワインやビールで乾杯するということです。
神奈川県から訪れた40歳代の男性は「去年もここで受賞を待ちました。ここ何年も有力候補と言われ続けているので、ことしこそ受賞してほしいです」と話していました。
作品に登場 レストランでは見守る準備進む
村上春樹さんがかつて訪れ、作品にも登場する神戸市のレストランでは、ファンとともに発表の瞬間を見守る準備が進められています。
神戸市中央区のイタリア料理のレストランは、村上春樹さんが阪神・淡路大震災から2年後に兵庫県内を歩いて巡った際に訪れ、そのときの思いをつづった作品「神戸まで歩く」に登場します。
店では、客に出すピザが創業以来何枚目にあたるかを書いたカードを添えていて、村上さんは作品の中で、ひとりカウンターに座り、生ビールとともに「95万8816枚目」のシーフードピザを食べたと記しています。







店では毎年、熱心なファンが集まってノーベル賞の発表の瞬間を見守っていて、8日は、祝福の垂れ幕や、村上さんが味わったピザを再現するための「95万8816」と記したカードが用意されました。
レストランのオーナーの山中崇裕さんは「毎年、『ことしこそは』とお客さんが期待して待っています。ことしは受賞を祝ってシャンパンで乾杯したいです」と話していました。
ブックメーカーでは2番人気
イギリスで政治やスポーツなどさまざまな出来事を対象に賭けをする政府公認の業者「ブックメーカー」は、ことしもノーベル文学賞の受賞者の予想を発表しています。
大手「ブックメーカー」の1つ、「ラドブロークス」では、1番人気となっているのが旧ソビエトのベラルーシの女性作家、スベトラーナ・アレクシェービッチさんです。受賞が期待される村上春樹さんは、アフリカのケニアの男性作家、グギ・ワ・ジオンゴさんと並んで2番人気となっていて、ことしも高い注目を集めています。



書店には特設コーナー
ことしのノーベル賞で日本人2人の受賞が決まったことから、東京・新宿区の書店ではノーベル賞の特設コーナーが設けられています。
東京・新宿区の紀伊國屋書店新宿本店では、ノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった北里大学の大村智特別栄誉教授の特設コーナーが6日から設けられています。特設コーナーでは、大村さんが発見した抗生物質について書かれた本や大村さんが執筆した美術についての本などが並べられていて、中でも、大村さんの業績を記した伝記はすでに売り切れていて、入荷待ちだということです。
また、8日、このあとノーベル文学賞の受賞者が発表されるのを前に、店内には受賞が期待される世界的なベストセラー作家、村上春樹さんの特設コーナーも設けられています。こちらの特設コーナーには、日本語だけでなく、英語や中国語に翻訳された村上さんの作品が並べられているほか、村上さんのサイン入りの英語版の本なども展示されています。
特設コーナーを担当する店員の今井麻夕美さんは「海外からの観光客を含め、多くの人が立ち寄ってくれています。ことし賞をとってもとらなくても、村上さんの本はすばらしいので、多くの人に読んでもらいたい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151008/k10010263501000.htmlより引用






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